ミジンコって何?

ミジンコは、ミジンコ属に属する淡水性の甲殻類です。ギリギリ肉眼でも確認できるくらいの大きさで、体長は1.5mm~2mmくらいです。(種類によって体長が大きいミジンコも1mm以下の小さいミジンコもいます。)

プランクトンの分類では、動物プランクトンに分類されます。

では、プランクトンとは何なのかから説明していきたいと思います。

プランクトンの一般的な分類

プランクトンは植物プランクトンと動物プランクトンに大きく分類されます。

植物プランクトン(光合成をするプランクトン)

浮遊性で、水中の藻類の中で最も小さい生物です。1番の特徴は、光合成を行うことができる点です。光合成によって、水中の二酸化炭素は吸収され、酸素を放出します。

動物プランクトン(光合成をしないプランクトン)

植物プランクトンが有機物を分解して得た栄養を求めて、泳ぎ回るプランクトンです。その中でも原生動物類(分裂増殖する)、節足動物類(分裂増殖するものや卵生の生物がいます)、ワムシ類に分類され、ミジンコは節足動物類に属します。

【特徴的なミジンコの生殖機能について】

ミジンコ類はメスだけで作る単為生殖で、環境条件(エサや日照時間の変化、水温)が悪くなるとオスが生まれ受精卵を作ります。

簡単に言うと、環境条件がいい時は自分と同じクローンであるメスだけの遺伝子を持ったミジンコを作り、生存危機に直面したときにオスを生んで交配し受精卵を作ります。

ミジンコは、プランクトンの中では有名な部類です。特に有名なのは「稚魚の餌」として、ミジンコを育てる方が多いです。

金魚やメダカの餌として、ミジンコを育てる方もいます。活餌(生餌)だと、魚の成長がよく、活餌を求めて魚が泳ぎまわります。適度な運動は、魚たちの健康に繋がり、また魚の産卵にもいい影響を与えると言われています。

他にも魚たちがミジンコを食べ残しても水質悪化に繋がりませんので、餌としては扱いやすい部類になります。(ただしミジンコは動物性プランクトンなので、水槽の容量に合わない大量のミジンコを投入した場合、水中の酸素を消費しつくしてしまうので注意してください。)

【ミジンコの種類】

日本にはおよそ70種類ほどのミジンコが存在しており、その多くは1mmよりも小さい小型のものです。

観察しやすい大型のミジンコを一部紹介します

  1. タマミジンコ(Moina macrocopa) ・・・丸いフォルムで全身が骨格に覆われているのが特徴です。
  2. ミジンコ(Daphnia pulex) ・・・私たちが理科の教科書で目にするミジンコはこの種類です。
  3. カブトミジンコ(Daphnia galeata) ・・・頭頂部が尖っているのが特徴です。
  4. オカメミジンコ(Simocepharus vetulus) ・・・体長が1.2mm~1.9mmほどで、おかめに似ている事からこの名前になったようです。
  5. オオミジンコ(Daphnia magna) ・・・成体では4mm~5mmまで成長する大型のミジンコです。薬品に弱い特徴があります。
  6. ニセオオミジンコ(Daphnia similis) ・・・別名タイリクミジンコと呼ばれています。体長が2mm~2.7mmの大型です。

など。

メダカの餌として、ミジンコはおすすめです。しかし活餌としてメダカに与えるとき、注意しなければいけないことがあります。生まれたての稚魚にミジンコを活餌として与えると、口の大きさに合わずストレスを与えてしまいます。生後1ヵ月後に活餌として与えましょう。

ミジンコの魅力について、少しは伝わりましたでしょうか?

「参考サイト」

http://daphnia-pulex.sakura.ne.jp/zukan/001/001/003

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