微生物とは

微生物とは、「ミジンコって何?(淡水なのか、海水なのか、プランクトンなど)」で説明した植物プランクトンと動物プランクトンや細菌、カビから構成されています。

微生物は水中だけでなく、土壌にもおり、私たちのありとあらゆる生活圏に存在します。(プランクトンは、水中にのみ存在します。)

つまり微生物は、特定の生物の名称ではなく、肉眼で見ることができない生物全体を指す言葉です。

微生物は、一体どんなところで役に立っているの?

微生物の役割を説明するうえで、切っても切れない関係があります。「食物連鎖」という言葉をご存知でしょうか。まず水中の植物プランクトンが、有機物を分解し栄養源を作ります。その栄養源を求めて動物プランクトンが集まり、成長していきます。すると、動物プランクトンを求め、小魚が餌として食べ、上位の肉食動物たちに食べられていく関係のことです。ここで、疑問に思う部分が出てきます。食物連鎖上位の生物が亡くなったとき、また動物たちが排便した排出物は、いつまでも地球上に放置されていません。これは、微生物たちが分解し最終的に二酸化炭素や水に分解しているから、地球は今の状態を保てているのです。そして、その水や二酸化炭素をもとに植物が成長し、酸素が放出され植物プランクトンも増えていきます。つまり、地球環境は様々な自然の循環(食物連鎖)によって成り立っているのです。

自然界における役割として、微生物は「分解者」と知られています。

地球環境の話では実感しづらいかもしれませんが、微生物は私たちの生活と切っても切れない関係です。

私達が普段食べているパンやチーズやヨーグルト、大人が好きなお酒や醤油や味噌は、微生物(酵母)の発酵作用によって作られています。

私達が薬として利用している抗生物質は、微生物を利用して作られています。

他にも農家さん達に重宝されている堆肥も土壌微生物などによって、分解、発酵して数か月の時間をかけて作られています。できあがった堆肥は野菜を育てる肥料として利用されます。

また私たちが食事、洗濯、お風呂などで使った汚れた水のその後を知っていますか。私たちが使った生活用水は、水道管を通って、水処理センターに運ばれます。そこで、ごみを取って、ろ過した水を微生物たちに分解してもらってきれいにします。その後、化学的にも浄化して、河川に流されていきます。

微生物の力によって、私たちの生活は支えられている

一方で私達に害をなす病原性を持った微生物も存在します。感染症という言葉を聞いたことがありませんか。感染症の中には、微生物が原因で引き起こされるものがあります。また食べ物関連でいうと食中毒という言葉もあります。人が微生物の持つ毒性で汚染された食べ物を摂取すると、食中毒を引き起こします。

しかし私たちに害をなす微生物ばかりではありません。私たちの体の中にも多くの微生物がいて私たちの体を健康に保っています。

微生物の凄さについてお判りいただけましたか?

Shares