魚とミジンコの関係

ミジンコはご馳走

「ミジンコって何?(淡水なのか、海水なのか、プランクトンなど)」で説明したとおり、メダカ(稚魚よりも大きく成長した)にとってミジンコはごちそうです。栄養価が高いことでアクアリスト達の間で人気になっています。

ネット通販上では、ミジンコ生餌セットがあります。そのセットを購入して、メダカに与えたところ、「メダカのテンションも高く、食いつきが違う!」というレビューを見たことがあります。

メダカにとっても、ミジンコはサイズ的に食べやすいようです。「おいしそうにメダカがムシャムシャ食べていました~!」というレビューもたびたび見かけます。

またミジンコは、水中に漂っている植物性プランクトンなどを食べるため水質浄化にも繋がります。環境条件さえ良ければ、ミジンコを増やすのも容易です。(環境条件が悪いと全滅する場合があります。)

「食物連鎖」

魚とミジンコの関係を説明するうえで、「食物連鎖」とう言葉があります。

植物プランクトン(ケイソウなどの藻類) → 動物プランクトン(ミジンコ・ゾウリムシなど) → 小型の魚(メダカなど小魚) → 中型の魚 →大型の魚など のように、自分より大型の生物などに食べられていく。 寿命を全うして死んだ生物も、微生物などの餌として食べられ、分解されます。

このように生物同士が、「食べる・食べられる」の関係を食物連鎖といいます。例では水中での食物連鎖を説明しましたが、陸上でも同様の食物連鎖の関係があり、この関係によって自然のバランスが成り立っています。

この食物連鎖を段階に分けると大きく3つに分けられます

〇生産者

植物は、太陽の光エネルギーと二酸化炭素を使って光合成を行い、栄養を作り、酸素を放出します。

〇消費者

植物(生産者)を餌にする草食動物が第一次消費者です。
食動物を食べる肉食動物が第二次消費者です。

これ以降も第三次や第四次など続きます。しかしこの流れが一方通行というわけはなく、第一次消費者が自分より高位な消費者を捕食することもあります。

〇分解者

生物の死骸や糞などは、さらに他の動物に食べられる、または微生物の働きによって分解されます。生物を構成していた有機物は、微生物によって無機物と水と二酸化炭素まで分解され、再び生産者(植物)に利用される日まで、自然の中(土壌、水中、大気など)を循環します。

魚とミジンコの関係は、第一次消費者がミジンコにあたります。魚は第一次消費者を喰う第二次消費者にあたります。

高位消費者になるほど、個体数は少なくなっていきます。

もしミジンコがいなくなってしまったら

小魚は餌がなくなり、数が激減するでしょう。他のミジンコに相当する生物を食べて生きていくかもしれませんが、生態系のバランスが大きく崩れてしまいます。

生物は食物連鎖を通じて、他の生物や自然界と大きく繋がっています。ミジンコと魚の関係は、大きな食物連鎖の流れのほんの一部分になります。しかし食物連鎖の下位を支える重要な部分でもあるのです。

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